水道水浄水型ウォーターサーバーのメリットとデメリット
~申し込む前に知りたい浄水型のポイント~
毎月定額で使い放題の水道水浄水型ウォーターサーバーですが、宅配水と比べてメリットとデメリットはどんな点なのか?
費用、機能、仕様面や、水道水補充型、直結型による利点の違いなど、契約後に後悔しない為の水道水浄水型ウォーターサーバーのメリットとデメリットについて解説致します。
水道水浄水型ウォーターサーバーのメリット
定額で飲み放題
水道水浄水型ウォーターサーバーの一番のメリットは、浄水されたお水が定額で飲み放題という点です。水道水を浄水して使う為、毎月かかる費用はサーバーのレンタル代と水道代だけです。
宅配水のウォーターボトルの価格は、天然水で2,000円前後(12L)なので、サーバーレンタル代無料の天然水であれば、月に2本(24L)飲んだ場合に約4,000円となります。
その為、毎月24L以上飲んでレンタル月額料金が4,000円以下の水道水浄水型ウォーターサーバーであれば、宅配水よりもコスパは安いといえます。水道水を使用するウォーターサーバーは定額で飲み放題なので、毎月24L以上使うのであればメリットが出てきます。
特に飲むだけでなく料理にも使うなど広い用途で使用したり、複数人で使うのであれば費用面では安くなります。
ウォーターボトルの交換が不要
水道水を浄水して利用する為、宅配水の様に重たいボトルを持ち上げて交換する必要がありません。
水道水補充型はタンクを取り外して水道を補充する形態なので、定期的にお水を補充しなければありませんが、水道直結型であれば水道の配管から直接お水が供給される為、常にお水が補充されます。配管に分岐器具を取り付けてウォーターサーバーへお水を供給する為、普通に水道も使えます。
宅配ボトルの受け取りの必要がない
水道水浄水型ウォーターサーバーは水道水を利用する為、宅配水と違ってお水の受け取りがいらず、受け取りの手間がかかりません。
宅配水タイプのウォーターサーバーの場合、宅配されるウォーターボトルを定期的に受け取らなければなりません。受け取りの為に指定された日に在宅してなければならないなど意外と面倒です。
ウォーターボトルの保管場所がいらない
水道水浄水型ウォーターサーバーは水道水を利用する為、宅配水の様に予備のボトルを保管しておく必要がありません。
宅配水タイプのウォーターサーバーの場合、ウォーターボトルがまとまった形で届くためボトルを保管しておく必要があります。その為置き場所を確保しなければならず、キッチンのスペースなどに置くのであれば意外とスペースを取ってしまいます。
容器ゴミが出ない
ワンウェイ方式の宅配水のウォーターサーバーの場合、容器をゴミとして廃棄しなければなりませんが、水道水の場合は容器ゴミが出ません。
宅配水の容器はペット樹脂ボトルやビニールパックなどが多く利用されているので一般ゴミとして処理できますが、ゴミとして保管する必要もありますし、容器を潰す手間もかかります。
水道直結型のメリット
水道直結型は水道の配管に専用の分岐器具を取り付けてウォーターサーバーに水道水を配水するので、自分でお水を入れる手間がかからないというメリットがあります。
タンクに水道水を貯めるタイプの機種は、タンクの水が無くなったら供給しなければなりませんが、水道直結型であれば常に水道水が補充されるので、お水を入れる手間がかからずいつでも浄水された水が飲めます。
タンク補充型のメリット
補充型のメリットはサーバーの置き場所を選ばないということ。水道が近くにあるなし関係なしに設置できるので、リビングや寝室など自由に設置することが出来ます。
水道水浄水型ウォーターサーバーのデメリット
災害時に使えない場合も
水道水浄水型ウォーターサーバーのデメリットは、震災などの災害時に水道が止まってしまえば使えなくなってしまうという点です。
ウォーターサーバーが注目された一つとして、震災の時に水道が使えなくなった際に備蓄水として使えるという点があります。もちろん宅配水タイプであっても、ボトルのストックがなければ利用できなくなってしまいますが、震災時にもお水の宅配に対応しているウォーターサーバー会社も多い為、宅配水タイプの方が震災時に強いといえます。
フィルターの交換が必要
お水を浄水する為のフィルターの交換を定期的に行う手間がかかります。
交換期間は水道水浄水型ウォーターサーバー機種によっても異なりますが、数ヶ月~1年程でフィルターを交換する必要があります。
フィルター代はレンタル料金に含まれていますが、交換自体はご自身で行う必要があります。
お水の味にこだわれない
水道水浄水型ウォーターサーバーは水道水を浄水して使用する為、お水に含まれるミネラル成分や硬度など、お水の味にこだわることはできません。
天然水の味や成分、硬度などを愉しみたい方なら宅配水が良いでしょう。
利用量が少ない世帯には割高
毎月定額でそれ以上の費用はかかりませんが、宅配水タイプのウォーターサーバーと比べた時に毎月の利用量が24L以下であれば、むしろコスパ的に割高になってしまう場合もあり、利用量に対して料金的に高くついてしまうかもしれません。
一人暮らしや自宅を留守にしていることが多く、毎月の消費量が少ないような場合はデメリットにならないように事前にどちらがお得か確認してみて下さい。
宅配水型に比べて契約期間が長い
水道水浄水型ウォーターサーバーの契約期間は、ほとんどの機種が2年以上となっており、長いものでは5年の契約期間になっている機種なども結構あります。宅配水型ウォーターサーバーは大半の機種が1年未満~2年未満となっており、宅配水型に比べて契約期間が長い点はデメリットと言えます。
水道直結型のデメリット
水道直結型の場合は工事が必要
水道直結型は水道の配管に専用の分岐器具を取り付ける工事を行う必要がある為、導入には初期工事が必要です。工事日の予定を空けて立ち合いを行うなど、設置に手間がかかる点はデメリットです。
初期費用がかかる場合も
直結型は水道の配管に専用の分岐器具を取り付ける工事を行う必要がある為、導入には初期工事が必要であり、その為、初期費用がかかる場合があります。
また、タンク補充型であっても初期出荷手数料として出荷時に数千円程度の費用がかかる場合もあります。
水道直結型は水道の近くに置く必要がある
水道直結型のデメリットとしては、蛇口の近くに置く必要がある為、置き場所が限られてしまうという点です。
キッチンのレイアウトを変える様な場合でも浄水型ウォーターサーバーの配置を優先しないけないといけません。水道から10m程度の距離であれば給水用のパイプを使って利用することも可能ですが、部屋の中にパイプを通す必要があるので、部屋のレイアウトによってはパイプを通せない場合もあります。
水道水補充型であればタンクに自分でお水を入れるタイプなので、水道の近くに置く必要はありません。
設置できる住所エリア
水道直結型の取り付け工事はメーカー専任の施工スタッフ、または正規代理店が行う為、家の近くにないと工事出来ない為、水道直結型の導入はエリアが限られていることがあります(楽水ウォーターサーバーの場合は、自分で取り付けを行うDIYプランが選択できる為、このプランを選択すればエリア関係なしに導入することが出来ます)。
タンク補充型のデメリット
水道水を補充する手間がかかる
タンク補充型は水道管につながないので、水道直結型の様に常に水道水が供給される訳ではないため、お水がなくなったら補充しなければならない手間がかかる点はデメリットです。
給水タンクの容量は機種によって異なりますが、5~7L程が標準的ですので、1日に同程度のお水を使用する場合、毎日給水しなければならず、また、ピッチャーで補充する場合、容量は大きいものでも2L程なので、3~4回水道水を入れなければなりません。
水道の近くに置かないと給水が面倒
タンク補充型はお水を手動で入れる必要がある為、水道から近い場所に置いておかないと補充するのが面倒です。
給水タンクの水洗いが必要
水道水を貯めておく給水タンクは定期的に水洗いする必要があります。
洗わずに利用していると水垢がついてくる為、各社とも給水タンクは1週間に1~2回の水洗いを推奨しています。水洗いの手間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。
水道水浄水型ウォーターサーバー各社のメリット・デメリット
水道水浄水型ウォーターサーバー各社毎にそれぞれメリットとデメリットがあります。レンタルシステムやレンタルできるサーバーの種類や性能、料金など各社毎のメリット、デメリットを一覧で比較出来ます。
会社名 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ウォータースタンドPure life |
月のレンタル代が安い 1日に使える浄水の量が多い |
再加熱、ロックフリー、光センサー機能がない |
ウォータースタンド |
選べる機種が他社に比べて圧倒的に多い レンタルできる水道水ウォーターサーバーの全てがスタイリッシュ 契約期間が短い、解約金が安い |
初期費用がかかる 月のレンタル代が若干高い |
ハミングウォーター |
月のレンタル代が安い 電気代が安い 1日に使える浄水の量が多い カラー5色から選べる |
選べる機種が1種類のみ |
エブリィフレシャス |
初期費用がかからない 月のレンタル代が安い 卓上型が選べる |
選べる機種は補充型のみ 契約期間が長い |
しずくりあ |
月のレンタル代が安い |
選べる機種は補充型のみ 契約期間が長い |
楽水ウォーターサーバー |
選択できる機種タイプが多い タンク補充型の給水タンクはキャスター付き |
初期費用が高い 契約期間が長い、解約金が高い |
Lapis(ラピス) |
1日に使える浄水の量が多い |
選べる機種が1種類のみ 契約期間が長い |
Locca(ロッカ) |
月のレンタル代が安い 卓上型が選べる |
契約期間が長い |
クリクラ浄水サーバーfeel free |
初期費用がかからない 水道水の給水タンクの容量が大きい 電気を使わない自然圧によるろ過 有人メンテナンスが年1回 |
レンタル代が少し高い |
キララウォーター フレッシュサーバー |
初期費用がかからない |
水道直結型しか選べない 解約金が高い |
スノーアルプス |
導入費用が安い 月のレンタル代が安い |
選べる機種が1種類のみ |
アクアスタイル |
初期費用がかからない |
水道直結型、床置きタイプしか選べない 契約期間が長い |
シャインウォーター |
初期費用がかからない 解約金が安い |
選べる機種が少ない |